片麻痺で料理をやってみよう

先日は、片麻痺の方から硬いカボチャやニンジンの皮むきを片手でやるのが難しいという相談を受け、いろいろ実験をしてみました。切り方や道具の選び方、調理手順などをいろいろ試し、その流れで釘付きまな板も体験しました。釘付きまな板は、その名の通り釘がついたまな板ですが、当方のものは釘の代わりにフォークの先を使用して製作しています。フォークは釘より鋭くなく、かつ食材が回転しにくく使いやすいです。

o0800060010613517798 (2)

ニンジンは釘付きまな板に固定できるとピーラーで楽に向くことができました。かぼちゃは一度電子レンジで加熱すると切ったり皮をむいたりがしやすくなりました。また、寝かせて切るより、かぼちゃを立てた方が切りやすいことを発見できました。

すでに毎日料理していても、片手では加工が難しい食材も多く、作れないメニューも多くあったそうです。今回の検証をきっかけに、料理の幅が増えるとうれしいです。

リハビリセンター彩では皆様の挑戦を応援します。やってみたいこと、やれなくて困っていることなどがありましたら、ぜひご相談ください!

参考「釘付きまな板の作り方

片麻痺の手の訓練:スパイダースプリント

今日は、片麻痺の手の訓練で使用しているスパイダースプリントについて紹介します。

e382b9e38391e382a4e38380e383bce382b9e38397e383aae383b3e38388-e1528122032872.jpg

形状記憶合金であるピアノ線の弾力を利用して、麻痺のある指を開き、随意運動(手の動き)を見える化して、動作の再学習を行います。

通常、強い麻痺がある手は握りこんでしまっていて、力を入れようが抜こうが、ほとんど動きがなく、正しく動かせているかどうか確認することができません。

スパイダースプリントは、ピアノ線の弾力で握りこむ力を相殺し、わずかな力を動きに変えることができます。

訓練開始2か月で、横つまみができるようになり、お菓子の袋を両手で開けられるようになった方もいますよ。詳しくは当施設にお問い合わせください。

参考記事:彩作業療法士の個人ブログ「OTたけじゅんの地域リハブログ